【開催レポート】2025年度の基礎講座(前期)が終了しました

2025年9月18日から10月2日にかけて、よこはまポジティブエイジング(YPA)2025年度基礎講座(前期)を開催。定員を超えるお申込みをいただいた中で、抽選で選ばれた約60名の皆さんが、地域で活動することの意義や注意すべきこと、地域での活動を円滑に行うために役立つコミュニケーションスキルなどについて学びました。


講師:
倉岡正高 氏(東京都健康長寿医療センター研究所研究員)
豊島佳代子 氏(よこはまポジティブエイジング2024年度受講生)


居場所を持つことの意味、人生を全うする上での社会参加の意義などをお話いただきました。社会参加の目的はさまざまであっていい、参加への第一歩を踏み出すことも意外に簡単といったお話からは、受講生の皆さんも勇気づけられたことでしょう。居場所がない人の健康度が低いというドキリとさせられるお話に始まり、データを交えて「なるほど!」と思わせるお話の数々に、受講生の皆さんは真剣にメモを取りながら耳を傾けていました。

後半は、2024年度のよこはまポジティブエイジングで基礎講座を経てスキルマッチングとチームチャレンジに参加した、豊島佳代子さんから体験談を聞かせていただきました。

豊島さんは、子育てや介護をしながらも地域で多世代交流の場をつくることへの憧れなどからYPAを受講。
豊島さんは「興味のあることや趣味なども最初は曖昧でしたが、参加していくうちにやりたいこと、自分自身のことが見えてきました。普段とは異なる分野の人たちと混ざり合うことがとても重要だと思いました」などと振り返っていました。


講師:
東浩司 氏(株式会社ソラーレ代表)


地域活動や社会貢献活動の土台となる人間関係づくりに必要なコミュ―二ケーションのポイントについて、実践的なワークも交えて受講生の皆さんに体感していただきました。地域でいきいきと活動する秘訣は「自分と相手の強みを活かす」「他人や過去の自分と比べない」こと。東さんのユーモアあふれるお話に、受講生の皆さんも終始なごやかな雰囲気の中で交流を楽しんだようでした。

講師:
治田友香(関内イノベーションイニシアティブ株式会社 執行役員)


前回から宿題となっていた「棚卸しワークシート」を使って、受講生の皆さんにご自身の特性について振り返っていただきました。

その後は、前身も含めると60年余の歴史を持つNPO団体についてのケーススタディを活用しながら、非営利組織の運営への関心や理解を深めるワークを実施。さらに、地域活動で実際にあった問題場面をもとにしたケースから、なぜ活動者はそのような行動をとったのか、自分だったらどうするかを話し合うなど、さらに実践的に学んでいただきました。


全3回の基礎講座を受講し、必要な手続きを終えた皆さんは、経験やスキルを活かしていよいよ実際の活動へ参加します。

基礎講座(後期)は、2026年1月下旬から全3回の予定で開催します。参加のお申し込みは2025年12月中に本サイトから受け付けますので、ご応募お待ちしています。

よこはまポジティブエイジング

「よこはまポジティブエイジング」は、シニア世代と地域の企業・団体での地域貢献活動をつなぎ合わせるプログラム。 基礎講座を受講した後、個人やグループで地域の企業・団体での活動に参加する機会をマッチングします。