【チームチャレンジ】「子どもの子どもによる子どものためのおゆずり会」に伴走
3月30日(日)ノースポート地下一階「のすぽぱーく」にて、「子どもの子どもによる子どものためのおゆずり会」が開かれました。
本企画は、認定NPO法人あっとほーむが子どもの意見を神奈川県の施策に直接反映させるための「子ども・若者みらい提案実現プロジェクト」において、令和6年に優秀賞をいただいたもの。
企画を提案した4年生児童の想いを受けて、年度内での実現を図りました。プロジェクトの実施について、「子どもたちの想いを見守りながら、おゆずり会を実現できないか」と、あっとほーむの小栗ショウコ代表理事からの提案もあり、よこはまポジティブエイジングのチームチャレンジに参画したシニアメンバー4名が伴走しました。
よこはまポジティブエイジングのシニアメンバーと4年生児童との打ち合わせ。
おゆずり会では、大事に使ったもので、要らなくなった学用品や新品のまま使わなかったものはないかとチラシを作成することから始めました。物品を回収するだけでなく、保管場所やおゆずり会の開催場所なども検討する必要がありました。子どもだけでは進められないことを大人が裏方としてサポート。よこはまポジティブエイジングのメンバーが子どもたちの意思を尊重しながら、企画の実現を目指しました。
会場には292人が来場。たくさんの物品が手に渡りました。
当日は、朝8時30分から準備、3000本の鉛筆、ノート、ランドセル、ピアニカ、手提げ、コンパス、体操着や水着も含め合計6,000点の物品が並びました。回収した学用品などを陳列すると、12時のオープン前には、入場待ちの長蛇の列ができていました。
企画した4年生児童によると、ゴミに着目したとのこと。ものを譲ることでゴミを減らし、処分するエネルギーを減らし、環境に良く、譲る人ももらう人も喜んで、気持ちが良くなる。もの、環境、気持ちの良い循環につながることを目的としたそうです。
子どもも大人も必要なものをじっくり選んでいました。
おゆずり会に来場した子どもと大人が一緒に必要なものを探す姿を見て、まさに良い循環が実現していると感じました。しかも予想を上回る回転で品数がどんどん少なくなっていきました。親子で訪れ、子どもたちは真剣に集まった物品に見入っていました。二つのランドセル、クレヨンセット、ノートにコンパスと持ちきれないほどの荷物を抱えたお母さん、お父さんたちもうれしそう。「助かりました」と笑顔を見せていました。
この春、新一年生になる女の子は、弾けるような笑顔で、ピンクで縁取された水色のランドセルを背負っていました。微笑ましい笑顔が会場にあふれ、子どもたちが考えた社会貢献は大成功。それを支えた大人たちも本プロジェクトを通して、喜びを共有することができました。
企画を考えた4年生児童たちと神奈川県からの表彰状
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